2018年10月1日月曜日

船舶法(口述)

つづいて船舶法です。

b.船舶法
(1)
日本船舶国籍要件について述べよ
(解答例
以下の者が所有する船舶。
日本官公庁船 (又は地方公共団体)

日本人
代表者全員及び業務執行役員2/3以上日本人である日本法令により設立された会社
代表者全員日本人である日本法令により設立された会社以外法人
 (4条、則3)
船舶法上船籍港定め方原則について述べよ
(解答例
日本国内であること
市町村名称によること(ただし、東京都特別区名称とすること)
船舶航行できる水面していること
船舶所有者住所めること
 (5条の2)
船舶国籍証書検認受けなければならない期日について述べよ
(解答例
船舶国籍証書交付受けた又は前回検認受けたから、 
総トン数100トン以上鋼製船舶4を、
総トン数100トン未満鋼製船舶2を、
木製船舶1を、
経過した国土交通大臣定める期日 (又は船籍港管轄する管海官庁により延期された期日)。 
(7条、則44)
船舶標示すべき事項について、船名・船籍港 以外述べよ
(解答例
船舶番号 (船舶番号)
総トン数
喫水尺度
(1112)
船舶国籍証書書換又は再交付必要となる場合について述べよ
(解答例)
(書換について
船舶国籍証書の記載事項変更じた場合
船舶国籍証書毀損した場合
(再交付について)
船舶国籍証書滅失した場合
(1315161719)
仮船舶国籍証書交付けられる場合について述べよ
(解答例
外国碇泊中に、船舶国籍証書又は船舶国籍証書滅失若しくは毀損し、又は
 記載事項変更あった場合
外国航行する途中に、上記1事由じた場合
日本国内において、船舶取得した管轄する管海官庁管轄区域船籍港める場合
外国において船舶取得した場合
船舶国籍証書有効期間え、やむを得ない事由ある場合
 (14)
日本船舶滅失したとき、沈没したとき、解撤されたとき以外
抹消登録わなければならない場合を全て述べよ
(解答例)
日本国籍喪失したとき
船舶法第20掲げる船舶となったとき
船舶存否が3ヶ月間不明となったとき
 (14)
抹消登録わなければならない場合において、
船舶所有者がその手続行わないときにとられる措置について述べよ
(解答例)
管海官庁は、
2 1ヶ月以内抹消登録手続行うべきことを、
船舶所有者催告し、
正当理由なくしてなお船舶所有者手続行わないときは、 
職権もって抹消登録行うことができる。 
(14条、則3536)
船舶国籍証書管海官庁返還しなければならない場合について述べよ
(解答例
船舶登録抹消した場合
(記載事項変更又は毀損による)船舶国籍証書書換により新証書交付受けた場合 
(外国碇泊中又は外国航行する途中船舶国籍証書毀損又は記載事項変更により)
 船舶国籍証書交付受けた場合 
 (1718条、則38)
仮船舶国籍証書有効期間について述べよ
(解答例
外国において交付する場合1以内で、
国内において交付する場合6ヶ月以内で、
船籍港到着できる期間又は船舶国籍証書交付受けることができる期間標準として
 管海官庁める期間 (ただし、船舶船籍港到着したときは、有効期間満了前でも効力を失う)
(18)
仮船舶国籍証書失効する場合について述べよ
(解答例
船舶船籍港到着したときは、有効期間満了前でも効力を失う
 (20)
船舶法による総トン数測度登録に関する規定適用されない船舶について述べよ
(解答例
総トン数20トン未満船舶

端舟 (推進機関及び帆船にあっては帆装有しないもの
櫓櫂のみもって運転する舟

主として櫓櫂もって運転する舟
 (24)
船舶所有者変更申請に、虚偽申請行ったに対する船舶法における罰則述べよ
(解答例
官吏船舶原簿不実登録させた2以上3以下懲役する。
 (8)
船舶総トン数測度申請あった場合に、管海官庁必要ありとめたときは、する書面提出めることできるか述べよ
(解答例
地 
者 
進水年月 
船舶原名 (船名
 (16条の229条、附則2)
何人でも手数料納付することにより交付けられるもの全て述べよ
(解答例
総トン数計算書謄本又は抄本
登録事項証明書
船舶原簿謄本又は抄本
 (18)
信号符字点附する船舶について述べよ
(解答例
総トン数100トン以上船舶。
総トン数100トン未満船舶で、船舶所有者から申請あったもの。
(41)
船舶国籍証書無効であること官報告示する場合を全て述べよ
(解答例
船舶国籍証書滅失したとき
船舶国籍証書(管海官庁に)返還すべき場合において返還しないとき
3検認期日又は延期された期日までに船舶国籍証書提出しないことにより
 船舶国籍証書その効力ったとき5条の24項の規定
(44)
船体船名標示しなければならない場所について述べよ
(解答例
船首両舷外部

船尾外部やすい場所 
(44)
船舶標示する船名使用できる文字種類について、漢字・平仮名・片仮名 以外述べよ
(解答例
アラビア数字 
ローマ字

国土交通大臣指定する記号
(47条の2)
船舶所有者において錯誤又は遺漏あること発見したときに、訂正申請すべき事項を全て述べよ
(解答例
船舶件名書記載された事項
登録した事項
船舶国籍証書又は船舶国籍証書記載された事項
(49)
窓口において船籍港変更申請する場合手数料納付方法について述べよ
(解答例
手数料納付書に、
船舶名称登録区分及び手数料額記載し、
手数料額に相当する収入印紙貼付納付する。 
(50条の2)
日本国内で総トン数改測受けた場合管海官庁窓口における手数料納付方法述べよ
(解答例
測度手数料納付書に、
手数料額に相当する収入印紙貼付納付する。
 (51)
日本国内管海官庁窓口において
船舶原簿閲覧
登録事項証明書交付
総トン数計算書謄本交付
申請する場合手数料納付方法について述べよ
(解答例
申請書に、
手数料額に相当する収入印紙貼付納付する。
(51)
日本国内管海官庁窓口において、仮船舶国籍証書交付申請する場合
手数料納付方法について述べよ
(解答例
手数料納付書に、
手数料額に相当する収入印紙貼付納付する。


<船舶登録・登記の手続き>
 (45条、登令4)
日本船舶取得してから船舶国籍証書交付けるまで所要手続について述べよ
(解答例
船舶所有者は、
日本国内船籍港め、
船籍港管轄する管海官庁に、
当該船舶総トン数測度申請しなければならない。
測度実施後船籍港管轄する登記所に、
当該船舶所有権保存登記申請しなければならない。
登記後管海官庁に、
当該船舶登録申請しなければならない。
(1011条、則3135条、登令4)
船舶国籍証書交付受けている船舶譲渡された場合手続について述べよ
(解答例
新たな所有者(譲受人)は、
船籍港管轄する登記所に、
所有権移転登記申請しなければならない。
登記後管海官庁に、
変更登録申請しなければならない。
変更登録申請同時に、
船舶国籍証書書換申請しなければならない。
書換船舶国籍証書交付受けたときは、
 遅滞なく書換船舶国籍証書返還しなければならない
91011条、則3135)
船舶国籍証書交付受けている船舶総トン数変更あった場合手続について述べよ
(解答例
船舶所有者は、
船籍港管轄する管海官庁に、
総トン数改測申請しなければならない。
改測後、管海官庁に、
変更登録申請しなければならない。
変更登録申請同時に、
船舶国籍証書書換申請しなければならない。
書換船舶国籍証書交付受けたときは、
 遅滞なく書換船舶国籍証書返還しなければならない
(1011条、則3135条、登令4
船舶国籍証書交付受けている船舶所有者住所変更あった場合手続について述べよ
(解答例
船舶所有者は、
船籍港管轄する登記所に、
所有者住所変更登記申請しなければならない。
登記後、管海官庁に、
変更登録申請しなければならない。
変更登録申請同時に、
船舶国籍証書書換申請しなければならない。
書換船舶国籍証書交付受けたときは、
 遅滞なく書換船舶国籍証書返還しなければならない
 ((1011条、則3135条、登令4
船舶国籍証書交付受けている船舶所有者氏名又は名称変更あった場合手続について
(解答例
船舶所有者は、
船籍港管轄する登記所に、
所有者氏名又は名称変更登記申請しなければならない。
登記後、管海官庁に、
変更登録申請しなければならない。
変更登録申請同時に、
船舶国籍証書書換申請しなければならない。
書換船舶国籍証書交付受けたときは、
 遅滞なく書換船舶国籍証書返還しなければならない
(1011条、則3135条、登令4)
船舶国籍証書交付受けている船舶船名及び船籍港変更した場合手続について述べよ
(解答例
船舶所有者は、
管海官庁に、
変更登録申請しなければならない。
変更登録申請同時に、
船舶国籍証書書換申請しなければならない。
書換船舶国籍証書交付受けたときは、
 遅滞なく書換船舶国籍証書返還しなければならない